PHOTOfunSTUDIO 8.1 PEの動画部分削除編集 2

PHOTOfunSTUDIO 8.1 PEの動画部分削除編集 1 からの続き。

PHOTOfunSTUDIO(以降 PHOTO と省略)の部分削除編集について、
メールでパナソニックに問い合わせしたら、

部分削除を実行した場合は動画全体が再エンコードされる

という回答だったので、それについて検証してみます。

オリジナルは、圏央道を撮影した動画を使用。
DMC-TZ30のFSHモード(1920×1080 17Mbps 60i)で撮影し、
撮影時間22分39秒、サイズは2.70GB。
比較に使用したソフトは、普段自分が使用している
EDIUS Neo3(以降 EDIUS と省略)と
TMPGEnc Video Mastering Works 5(以降 TMPG と省略)
どちらも動画編集やエンコードでは定番的なソフト。
検証方法は、

 1.PHOTOはオリジナル動画の13分付近を5秒カットして、部分削除編集を実行
 2.EDIUSとTMPGはオリジナル動画を、カットなしで同ビットレートで再エンコード
 3.各動画をEDIUSに取り込んで、同一フレーム3ヶ所を静止画として出力
 4.各静止画の同一範囲(160×120ピクセル)を、PhotoShopで拡大
 5.それぞれの処理時間と画質を比較



まず、処理時間とサイズ。

 1.PHOTO                 2分27秒  2.68GB
 2.EDIUS(AVCHD 17Mbps)   1時間6分43秒  2.82GB
 3.TMPG(AVCHD 17Mbps)  1時間23分55秒  2.64GB

となった。
細かい数字は誤差もあるので無視するとしても、PHOTOは2分半、他は1時間以上。
この時間からしても、PHOTOは再エンコードしているとは思えないが… 。
MediaInfoのビデオ情報をキャプチャしたので、詳しい設定はそちらを参照。

MediaInfoのビデオ情報 Original動画 MediaInfoのビデオ情報 PHOTOfunSTUDIOで再エンコードした動画 MediaInfoのビデオ情報 EDIUSで再エンコードした動画 MediaInfoのビデオ情報 TMPGEnc で再エンコードした動画
MediaInfo。左からオリジナル、PHOTO、EDIUS、TMPGの順。


続いて、画質。

再エンコードすれば、オリジナルに対して何かしらの変化があるはず。
そこで、最初と最後、それにカットしたフレームの直前のフレームで、比較検証してみた。

最初に先頭部分。真ん中上のオレンジの部分を拡大してみた。

PHOTOfunSTUDIO 部分削除編集確認用フレーム1


PHOTOfunSTUDIO 部分削除編集Originalの画像拡大1 PHOTOfunSTUDIO 部分削除編集PHOTOfunSTUDIOの画像拡大1 PHOTOfunSTUDIO 部分削除編集Ediusの画像拡大1 PHOTOfunSTUDIO 部分削除編集TMPGEncの画像拡大1

PHOTOはオリジナルとの違いが全くわからない。
EDIUSはオリジナルより、少しボケた印象(とはいってもほんのわずかの差)。
TMPGも同様に少しボケた感じになる。森の濃淡が微妙に変化しているあたりが
オリジナルよりソフトに感じる。
サムネイル画像を別画面に拡大表示して、それぞれを切り換えて見ると違いがわかると思う。


次に、カットしたフレームの前のフレーム。部分的にしかエンコード場合されない場合でも、
ここは再エンコードされるはず。中央のオレンジの部分を拡大してみた。

PHOTOfunSTUDIO 部分削除編集確認用フレーム2


PHOTOfunSTUDIO 部分削除編集Originalの画像拡大2 PHOTOfunSTUDIO 部分削除編集PHOTOfunSTUDIOの画像拡大2 PHOTOfunSTUDIO 部分削除編集Ediusの画像拡大2 PHOTOfunSTUDIO 部分削除編集TMPGEncの画像拡大2

PHOTOもオリジナルと比較すると変化している。
EDIUSとTMPGは先頭フレームと同様にソフト(コンクリート壁の模様を参照)になっているが、
PHOTOの方は逆にノイズが増している感じ。
ただPHOTOの場合は、この後にカットが入り、次のフレームは全く違った映像になるので、
単純な比較は出来ない。


最後は終了フレーム。左上のオレンジの部分を拡大してみた。

PHOTOfunSTUDIO 部分削除編集確認用フレーム3


PHOTOfunSTUDIO 部分削除編集Originalの画像拡大3 PHOTOfunSTUDIO 部分削除編集PHOTOfunSTUDIOの画像拡大3 PHOTOfunSTUDIO 部分削除編集Ediusの画像拡大3 PHOTOfunSTUDIO 部分削除編集TMPGEncの画像拡大3

結果的には先頭フレームと同じ。PHOTOは変化なし。EDIUSとTMPGはややソフト。
全体的にEDIUSの方がよりソフトになる感じがするが、どちらがいいとはいえない。
いずれにしても、17Mbpsという高ビットレートで保存しているので、サムネイルを見ただけでは、
どれもオリジナルとの差はわからず、拡大して初めてわかるレベル。



こうして比較すると、やはりPHOTOは部分削除した範囲以外は、
再エンコードしていないのではないか、としか思えない。

でも、再確認のメールのパナソニックからの返事は
「部分削除を実行した場合は動画全体が再エンコードされる」

ということだったから、パナソニックの言うことだし間違いはないのだろう。
でも、EDIUSやTMPGで処理するよりはるかに短い時間で削除出来るし、
画質もカットした部分以外は、ほとんど劣化しないので、
不要部分を削除して保存するだけであれば、このソフトの部分削除編集機能を使ったほうがいい。

ただ、認識される動画のフォーマットが限定されているのが惜しい。
付属ソフトで、一般に販売されていないので、そういうものと言われてしまえばそれまでだが、
もう少し汎用性を持たせてもいいのではないだろうか。

PHOTOのマニュアルでは、対応している動画ファイルは、

 1.AVCHD形式      拡張子M2TS
 2.MP4形式        拡張子MP4
 3.Motion JPEG形式   拡張子MOV

今回、検証用に作成したEDIUSとTMPGでエンコードした動画はAVCHD形式だったが、
PHOTOでは認識出来なかった。
それに対し、EDIUSは全ての動画を認識出来た。
ちなみに、TMPGを使用してMOVでエンコードしたデータは認識したが、
MP4データでは管理用ファイルは出来るものの認識は出来なかった。
また、前に使っていたパナソニックのDMC-FS10で撮った動画(MJPG、拡張子MOV)は
認識したが、CANONのIXYで撮った動画(MJPG、拡張子AVI)は認識出来なかった。


今や多くの人が何台かデジカメを持っているし、それで動画を撮る機会も増えている。
でも何台かあるデジカメが必ずしも1つのメーカーという訳でもないと思う。
自分は、パナソニック以外のカメラは持っていないので、
他のメーカーのカメラで撮影した動画ファイルをこのソフトで取り込めるか検証出来ないし、
取り込めたとして、部分削除編集の結果が同じになるかはわからないが、
もし取り込めないとしたら、メーカー毎に同様のソフトをインストールしないと
整理出来ないということにもなる訳で、
それが1つで済むとなれば非常に便利だと思うし、カメラ以外のデータ(例えば、TV録画)
も扱えれば、ますます利用価値が広がるのだが… 。
付属ソフトが使いやすいと、次にカメラを買い換える時にはパナソニックが第1優先、
と考える人もいるのでは?

どうでしょう? パナソニックさん!

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[ 2012/06/10 10:00 ] デジタルカメラ | TB(0) | CM(0)

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