Windows8.1 ネットワークドライブとスタートアップの設定

QNAPのNASを導入して以来、基本的なデータはNASに保存するようにしています。
PC側ではNASの共有フォルダーをネットワークドライブとして割り当てています。

通常使うにはこれで問題はないのですが、スタートアップに登録したアプリケーションがネットワークドライブを使う場合には問題が出てしまうみたいです。
実際、CADとして使用してるWindows7マシンではデータベースとワークフォルダをネットワークドライブとして使って問題はありません。
ところが、事務処理用として使用してるWindows8.1マシンではログインすると、
ネットワークドライブに再接続できませんでした
というメッセージが出てしまい、接続がされてません。

140324ネットワークドライブ再接続エラー


エクスプローラでネットワークドライブの状況をみると、「x」がついてます。
ただこの状態でもドライブをクリックすると接続はされます。
ということで実際にドライブを使う時には再接続されますから、メッセージさえ気にしなければいい訳です。

140324ネットワークドライブ再接続エラー


このPCはブラザーのFAX複合機「MFC-J615N」のコントロールマシンにしていて、このFAXの最大の売りである「PC-FAX受信」モードにしてるんですが、再接続できないとFAX保存フォルダ設定がおかしくなってしまいます。

最近はメールでのやり取りが増えていてFAXの使用頻度は下がってるんですが、それでも0にはなってないし、FAX専用に送られてくる書類も残ってます。こうした書類は最終的にスキャンして保存することもあります。
「PC-FAX受信」というのは受信したFAXを直ぐに紙に出力しないで、画像データにまま保存しておくモードです。ですから保存しなければいけないFAXは最初からデータになっているので手間が省けます。それ以外は不要になったら消去すればいいだけなのでECOにもなります。それに最近は迷惑FAX(事務用品の販売や融資関係)も多く、そういう場合にはそのまま消去出来ますから大変重宝しています。

前置きが長くなりましたが、問題なのはこのブラザー「MFC-J615N」のFAX受信ソフトがスタートアップに登録されていて、このソフトが立ち上がる時にネットワークドライブが接続されてないと、保存フォルダを勝手にNASの共有フォルダからPCのローカルフォルダに変更してしまうということなのです。

140324MFC-J615N PC-FAX受信設定


[▽続き]

そこで、「ネットワークドライブの再接続でエラーにならない方法」をネットで調べてみたら、3つほど対応策が見つかりました。その方法とは、

1.ネットワークドライブにログオン時に再接続するのではなく、ログオン後に「net use」コマンドを遅延起動させて接続する
2.ネットワーク環境が整うまでログオンしないように、グループポリシーを変更する
3.WINDOWSの資格情報を設定する

1,2.についてはネットワークドライブに再接続するタイミングに問題があるということで、電源入れてからネットワーク環境が整わないうちに再接続をかけた場合にエラーが発生するというものです。Windows8.1の場合今までのOSに比べて起動時間を速くしている関係もあって、こうした問題が多いようです。ということでこれの対策をすると、起動に時間がかかるということになってしまいます。(速くしてもエラーになってしまえば意味ないんで、どちらか選べればいいと思うんですけどね…)
3.については、予めログインIDとパスワードを登録しておくということみたいですけど、ネットワークドライブを設定する時にもネットワーク資格情報を入力しますから、ちょっと不思議な気もします。

ということで、1.はバッチファイルを造らなければいけないので、2.と3.の対策を採ることにしました。
まず2.です。

「スタートメニュー」の「ファイル名を指定して実行(R)」から「gpedit.msc」と入力して実行します。

140324ファイル名を指定して実行


すると「グループポリシーエディター」が立ち上がるので、左側の項目から、
「ローカルコンピュータ」-「コンピュータの構成」-「管理用テンプレート」-「システム」とたどっていくと、
「ログオン」という項目があります。

「ログオン」ポリシーの設定項目の中に「コンピュータの起動及びログオンで常にネットワークを待つ」といういかにもな項目がありますから、これを「有効」に変更(最初は「未構成」)します。

140324グループポリシーエディター設定画面


続いて3.の設定。
コントーロールパネルから「ユーザーアカウントとファミリーセーフティ」-「資格情報マネージャー」に入ります。
ここで「Windows資格情報の追加」をクリックします。

140324資格情報マネージャー


ここに、目的のサーバーにログインする為の情報(サーバー名、ユーザー名、パスワード)を入力します。
その後「OK」を押して登録します。

140324Windows資格情報の追加


以上で設定は完了です。
Windows8.1PCを再起動(全てを初期化する為、一旦電源を切って立ち上げ直します)して変化を確認しました。


残念ながらまだダメでした。
立ち上げてログイン画面になってもネットワークモニターに赤で「」が入ってます。

140324Windows8.1 ログイン画面


上の画面の拡大

140324Windows8.1 ログイン画面


この状態(xがついた状態)でログインすると、エラーになってしまいます。
ところがログイン画面のまましばらく待っていると「X」が消えるので、その後ログインするとエラーは出ません。
ということは2.のポリシー変更が効いてないことになります。

もいかしたら、グループポリシーの中にに変更しなければいけない項目がまだあるのかも知れませんが、その辺はよくわからないし、ネットワークドライブの再接続タイミングを遅らせればいい事がわかったので、とりあえずそれで逃げることにします。

結局最初から1.の対策をしておけばよかったことになりますが、ログイン後にネットワーク再接続させると、「PC-FAX受信」はさらにその後に起動しないといけません。

これらを全部バッチコマンドにしてスタートアップで実行させればいいのですが、スタートアップの遅延起動に関してはフリーソフトがあったので、ネットワーク接続だけバッチファイルを作成し、遅延についてはそのソフトで対応することにしました。

使用したのは「Startup Deleyer」というソフト。
(この手のソフトはいくつもあります。ただ「PC-FAX受信」は引数がついているんですが、スタートアップを操作するソフトには引数があるとうまく起動してくれないソフトもありました。)

スタートアップに登録されている実行ファイルのうち、遅延させたいファイルを指定して「Manual Deley」にチェック入れて、遅延時間を入力するだけです。
下の画面では「network-drive」というネットワークドライブ再接続用のバッチファイルを15秒遅らせて、「FAXRX(PC-FAX受信)」を30秒遅らせてます。
もっと短い時間でもいいとは思いますが、余裕を持たせてあります。

このソフト遅らせるだけでなく登録や解除も出来ますし、他にも機能はありますが使ってないのでわかりません。

140324Startup Delayer 3.0 Standard


ちなみにネットワーク再接続用のバッチファイルは

 net use E: \\Server-Name\Shared-Folder-Name Password /user:User-Name
 net use /persistent:yes

としています。(青字の部分はWindowsの資格情報とほぼ同じ内容で、共有名だけ追加しています)

この状態で使用してますが、今のところ問題ありません。
時間が出来たらグループポリシーを見直してみたいと思います。

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[ 2014/04/18 21:23 ] ソフト関係 | TB(0) | CM(0)

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