トヨタ 2代目新型プリウスPHV

トヨタの2代目となる新型プリウスPHVが販売されました。

初代のプリウスPHVはEV走行距離が26.4kmと短く、
価格の割に通常のプリウスに対するアドヴァンテージが少なく、
販売実績もプリウスの割にはあまりよくなかったみたいです。
(あくまでプリウスの割にはということでしょうが)

そこで今回の2代目。
専用設計のボディで、走行距離は倍以上の68.2km。
100Vでも200Vでも、そして急速充電器でも充電が可能。
と、自分が乗ってるPHEVと同じような内容になってます。

初代はスペアタイヤ部分にバッテリーを搭載してましたが、
2代目はEV走行距離を2倍以上に延ばすため、
8.8kWhもの大容量バッテリー(PHEVより少ないですが)を
搭載せねばならないのでボディも専用になったのでしょう。

自分は最近のトヨタのデザインはあまり好きになれませんが、
定員が4人となり、それに合わせたようなリアガラスの凸凹、
(トヨタ曰く「ダブルバブルウインドゥ」)
軽量化のためカーボン素材のバックドアの採用、
11.6インチの大型タッチディスプレイなど、
通常のプリウスとの差別化が図られています。

定員の4人もバッテリーの制約やら
EV走行距離の設定などから来てるらしいですが、
一般的にこうした車に4人しか乗れないのと、
5人まで乗れる(滅多に乗ることはなくても)のとでは、
大きく違うように思われるので、
これが販売にどう影響するか気になります。

それと専用ボディを採用したことは販売価格にも影響しますが、
通常のプリウスとの価格差は80~110万円ということなので、
それ程でもなさそうです。

中途半端な違いだと初代と同じ結果になってしまうので、
しっかり差別化を図り、プリウスユーザーとは違ったユーザーに
アピールしていくのはいいことだとは思います。

トヨタ プリウスPHV

トヨタ プリウスPHV
トヨタ プリウスPHV ギャラリーから


[▽続き]

自分もPHEVに乗ってるので、
PHEV乗りから見たプリウスPHVの気になるところをいくつか。

まずは、エアコン
プリウスPHVのホームページによれば、

「エンジンを作動させずに暖房するために、
電力消費を抑えた効率の良いヒートポンプシステムを採用。
さらに量産車では世界初となるガスインジェクション機能付、
電動インバーターコンプレッサーを搭載」

とあります。

ヒートポンプ式エアコンは寒冷地での暖房能力が弱いため、
今までのEVやPHEV車では別途ヒーターを搭載しています。

PHEVにも電気温水ヒーターがオプションであり、
自分は装着したので、あまりエンジンがかからずに暖房出来てます。
ただその分バッテリーを消費するので、
冬場はEV走行距離が極端に短くなってしまいます。

今回プリウスPHVはエアコンの能力を増強させ、
エアコンだけで暖房するといいますが、
果たして実際どの程度快適なのでしょうか。
そしてバッテリーの消費量はどうなるのでしょうか。

もちろんエアコン以外にシートヒーターや、
ステアリングヒーターは装備されてます。


次に、「Pocket PHV」
スマートフォン用のアプリで、PHEVでいえば「リモートコントロール」。

車の情報確認や操作ができるアプリなんですが、
PHEVの場合は主に空調のコントロールで使用しています。

乗る前に冷暖房が効かせされて非常に便利なのですが、
PHEVの場合は車とWifiで接続されてるだけなので、
コントロール出来る距離はせいぜい100mくらい。

ところがプリウスPHVの場合はコネクティッドカーなので、
どこにいてもコントロールが出来るようです。

ということは、レストランや映画館など駐車場が離れていても、
車に乗る少し前にエアコンを作動させ、
快適に乗り込むことが出来ます。

これを可能にさせるには「T-Connect DCMパッケージ」
(トヨタの通信サービス)に加入する必要がありますが、
元々新車登録時に3年間無料で加入してるので、
全く問題ありません。


最後に、充電サービス
急速充電に対応したことでプリウスPHVも、
外出先で充電する機会が増えると思います。

その時気になるのが充電料金。
PHEVも純EVと違って1回当たりの充電量が少なく、
充電料金と走行距離が合いません。

その為自分は無料以外の急速充電をしたことが、
ほとんどありません。
このあたりはたぶんプリウスPHVも同じかと。

今回プリウスPHVの販売により、
こうしたユーザーが今まで以上に増加することで、
充電料金も見直されるのではないかと期待します。
(充電時間だけでなく、充電量によっても金額が変わるとか)

ちなみにプリウスPHVの場合の充電プランは2つあり、

定額プランの基本料金1,080円/月、普通充電無料、急速充電16.2円/分
従量制プランの基本料金0円、普通充電2.7円/分、急速充電16.2円/分

となってます。

プリウスPHVは20分の急速充電で80%ということですから、
仮に20分急速充電すると324円になります。
ガソリン1Lを仮に125円とすると、324円ではガソリン2.6L分になり、
HVでの燃費37.2km/Lから、96km以上走れる計算になります。

ということで、
この車もわざわざ時間をかけて充電するより、
ガソリンで走った方が経済的という結果に、
今のところなってしまいます。

それにしても1.5トンもする車の燃費が、
37.2km/Lですからトヨタはすごいです。


おまけとして、「ヴィークルパワーコネクター」。

下の写真がそれ。

PHEVと同じく合計1500Wまで使える100Vのコンセントがありますが、
「外部給電モード」にした状態で「ヴィークルパワーコネクター」を、
普通充電用の充電口に差し込むと、
このコネクターが100Vのコンセントとして使えるもの。

トヨタ プリウスPHV ヴィークルパワーコネクター


PHEVだと室外で100Vを使う場合でも、
室内のコンセントに差し込んで、コードを外まで出さなくてはなりません。
その為100V使いたいときは窓を少し開ける必要があります。

使い方は2通りあり、
1つは「EV給電モード」で、バッテリーが切れたら給電終了。
もう1つは「HV給電モード」で、バッテリーが切れたらエンジンが始動して、
給電を継続。

それに「外部給電モード」はPHEVでいう「READY」状態ではなく、
単にバッテリーからの電源を供給するモードなので安心です。
そしてこの時は社内のコンセントも電源として使えます。

PHEVの場合は「READY」状態でないと100Vが使えないため、
車中泊などではワイパーレバーやセレクターレバーに
不用意に触れないよう気を使います。

一応ブレーキを踏まないとドライブモードにはならず、
走り出さないはずなんですが、何となく不安になります。

実際の使い勝手はわかりませんが、
なかなか便利そうです。

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[ 2017/02/24 21:23 ] | TB(0) | CM(0)

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