Rhinoceros4.0の patchコマンドを試す

Rhinoceros4.0の「patch」コマンドを試してみた。

穴のあいた形状を滑らかに埋めるというコマンドだが、
他のCADでは「Capping」といってるかも知れない。

いつも使っているCADCEUSだとこういったコマンドがなく、
「N辺ぼかし」というコマンドで対応するか、
汎用のコマンドを使って対応するしかない。
それにはかなりの時間もかかる(1枚面ではまず無理)。

「N辺ぼかし」で対応といったが、実際はこのコマンドでは
まともな面は出来ない。

ということで、
Rhinoceros4.0の「patch」コマンドがどう出来るか試したのである。


まずは、比較の為のCADCEUSの「N辺ぼかし」面を見てもらおう。

CADCEUS N辺ぼかし ワイヤーフレーム   CADCEUS N辺ぼかし ゼブラ表示

穴を4つの境界線からなる面N個で埋めている(オレンジ色の部分)。
作業方法は埋める穴の境界線と接線連続させる面を、1つのグループとして選択し、
これを穴を一周するまで繰り返す。それだけ。
オプションとして、膨らみを調整する事も出来る。
ワイヤーフレーム(左)ではわからないが、ゼブラで表示(右)すると、
それぞれの面のエッジどうしは滑らかにつながっているが、
作成した面自体は凸凹になっていて、全体としてはとても滑らかとはいえず、

まともな面が出来ない」 といったのがわかると思う。

比較的単純な面とフィレットで構成されるコーナー部なので条件はいいと思うのだが、
それでもこんな状態だから、とてもではないが実作業では使えない。
これで、ぼかし面が出来るというのには無理があるし、
正規のコマンドとして登録されているのが不思議なくらいだ。


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[ 2012/07/06 21:05 ] 3Dモデル | TB(1) | CM(0)

SOLIDWORKSのデータ取り込み

仕事の最中に設計変更が入った。入ったというより、漏れていたらしい。データを送り直すというのだが、急な話なのでIGESデータになっていないらしい。通常はCADCEUSでモデリングしているので、専用の中間ファイル(CFIO)以外はIGESでデータ授受している。電話があって、
「SolidWorksのデータって読み込める?IGESじゃないとだめ?」と聞かれた。しばらく考えて、思い当たる事もあったんで、「出来るかどうか、はっきりとはわからないけど、とりあえずやってみますよ。もしだめだったら、よそでやってもらってもいいですか?」ということで、データをいただく。
考えたのは、試用しているRhinocerosがSolidWorksのデータにも対応してたんじゃない、という事と、まだ25回のデータ保存制限に達してないという事。保存回数が残っているのは確かで、商用利用についても言及はなかったはず。ただ、データが対応してたかどうかは不明。
早速Rhinocerosを立ち上げて「ファイルを開く」-「ファイルの種類」をみると、やはりあった。読み込みも正常。IGESでファイルを保存(残り2回)して、CADCEUSのデータ交換でCFIOに再変換。手間はかかったが、無事CADCEUSへの取り込みは完了、特に問題も無さそう。今時のCADで変換誤差の問題もないと思われるので、OKと判断。
元々Rhinocerosを試しているのは、数値ではなく割と自由に形状を変化させられるのと、曲率連続のフィレットが張れる、しかも価格が比較的安価だという理由。でもこうやって見ると、データ変換でも使えそう。DXFやSTEP、LightWave、SketchUpその他多くのファイルの読み込みが可能(私が知らない拡張子も多い)。これでCATIAに対応してれば最高だが、それは虫のいい話。それにCADCEUS側がIGESで読み込む以上、SOLIDはバラけてしまう。
そろそろ、CADMEISTERでSTEP経由にしていかないと… 。

実作業には、IGESデータを受領出来たので、それを使用して作業中。Rhinoceros経由のデータと比較(あくまで目視と気になった部分の数値測定)したが、当然のごとく、問題なしのレベル。
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[ 2012/04/24 13:22 ] 3Dモデル | TB(0) | CM(0)

Rhinocerosへのデータ取込み

 龍の3DモデルをRhinocerosに取り込む際には、IGESを使用しました。CADCEUSとの共通データ交換フォーマットとしてはこれしかないのでしょうがないのですが、IGESでデータ交換する場合には結構問題が出ます。
今回の場合、雲の間から出ている龍をイメージして、雲を大小の球体の集まりで表現したかったのですが、あまりうまく出来てはいません。雲というより、卵のかたまり見たいです。それでも、少しでも雲っぽく見える様に延ばしたり、うねりを加えたりしました。
これを、IGESにしてRhinocerosに取り込むと、おかしくなってしまいます。なぜかは解りませんが、変な面です。CADCEUS側のIGESのパラメータを他のCAD用に変更して、何度かやってみましたが変わりません。 

こわれた雲  
Rhinocerosに取り込まれた時におかしくなった雲のモデル


試しに、おかしくなった面をトリム解除すると、ベース面としては問題無さそうですので、どうもトリム情報がうまく変換出来てない様です。CADCEUSの場合、球体は2つの面で表現されてますが、それぞれ2本の境界線で出来ている半球面です。したがって、端末は収束面になってます。この収束面が厄介で、オフセットがうまくいかなかったりする事がよくあります。でも、単純な球体は変換しても問題ありません。変形させた面が、ちゃんと変換出来ない様です。 

CADCEUS 球  
CADCEUSの球体モデル(片側のみ面シンボルを表示)
上下の面シンボルが集中しているところが、収束部

Rhinoに取り込んだ変形球  Rhinoに取り込んだ変形球-シ
上の球に少し変形をかけて、Rhinocerosに取り込んだ状態
緑色で表示している半球は収束部のシンボルが途切れているし、黄色の半球は枠しか見えない
右はシェーディングした状態(黄色の半球部が特に変で、平っぽくなっている)


そこで、収束面の部分に少し穴を明けて、トリム情報としては、四角面にして変換したところ、うまくいきました。(これとは別の意味ですが、フィレットの収束部等も少しカットして、四角面にしておいた方が後々の問題が少ないです)

Rhinoに取り込んだ穴あき球  穴あき球の拡大
上の変形球の収束部を0.2mmカットして取り込んだ状態
面シンボルもきれいに表示されている。右は収束部の拡大

正しく取り込めた雲
同様に小さい穴を明けて取り込んだ雲のモデル(穴は小さいので気にならない)

でも、どう見ても雲には見えないですね。何かうまい方法は無いのかなぁ…


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[ 2012/03/26 19:58 ] 3Dモデル | TB(0) | CM(0)

龍の3Dモデルのレンダリング

昨年12月に作成した龍の3Dモデルは、日常の金型モデル作成用のCADCEUSというソフトでシェーディングしたものをハードコピーしたのですが、質感という意味ではいまいち物足りません。
元々が、金属やプラスチック、紙等の質感でシェーディングして作成したモデルが、意図した内容(滑らかさや、他形状との干渉、等)で出来ているかを評価するためのものですから、当然です。そこでレイトレーシングによるレンダリングをしてみたくて、RhinocerosのFlamingo2.0というソフトの評価版をインストールしてみました。このソフトは3次元NURBSモデラーRhinoceros上で動作する為、予めRhinoceros4.0をインストールしないとだめですが、こちらは既に評価版をインストールしていました。
このメーカーの評価版は、機能や使用時間の制限が無いので、じっくり確認が出来ます。制限はデータの保存が25回まで(データの取込みに制限はありません)という事と、レンダリング結果に黒い筋が入る、マテリアルライブラリ数が少ない、となってます。機能の確認だけであれば、保存しなければいいし(どうしても保存したい場合は25回は出来るので)、他の制限も特に問題ありません。1ヶ月間の使用期限とかだったりすると、仕事の合間の時間が取れず、あまり試せないまま期限切れとなってしまう事が多いので、私の場合はとても評価出来ません。
早速、使ってみました。実際、立ち上げる度に、IGESでデータを取り込んで、マテリアルと光源をセットしてレンダリングなので、大変ではありますが、評価版なのでしょうがないです。
 
龍レンダリング 顔全体

龍レンダリング 目のアップ 
何本か入っているノイズのような黒い線が、評価版の仕様です。
 
パラメータやテクスチャの設定とか色々あるし、内容もまだよく解らず、思った様なイメージにはなかなかならないのですが、皮膚の感じとかは以前より質感が出てきていると思います。でも目の光具合とかはまだまだ自分のイメージどおりにはなってません。
もう少し時間をかけて試してみたいと思います。

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[ 2012/03/24 20:09 ] 3Dモデル | TB(0) | CM(0)