旅行中の移動経路について

旅行は、大概あまり知らない土地に行きます。
自分で地図で場所を探しながら行くのであれば別ですが、通常はバス等に乗り見学場所から次の見学場所へと移動していきます。
この場合後になればなる程、どこに行ったのかわからなくなってしまいます。もちろん、見学した場所は記憶にあるのですが、たとえば宿泊しているホテルからどちらの方角にあるとか、どれくらい離れていたのだとかいう情報は曖昧です。そもそもホテルがどこにあったのかさえ分からない場合が多いです。
写真なども、どこで撮った写真か、何を撮った写真か解らなくなってしまいます。特に今はデジカメで撮ってそのままパソコンのディスクにまとめて入れて、しまっておく(私がそうです)というパターンが多いでしょうから、なおさらです。
最近は、GPS付きのデジカメも出てきていますが、多分そういったユーザーのニーズに答える為だと思います。でも、一般的というまでに普及はしてないですし、電源を入れてから衛星を補足するまでに時間がかかる(点けっぱなしにしていると、バッテリーが持たない)のでなかなか使えない、という話を聞きます。私が持っているカメラもGPS機能はついていません。
そこで、3月にタイに行った時にカメラとは別に、ハンディタイプのGPSを持って行きました。このGPSは元々、個人的の趣味としてグライダーに乗る時の位置確認用として買ったものです(サーマル旋回中に何度かロストポジションしそうになったので…)。GARMINというアメリカのメーカーのOREGON450というタイプです。日本語版と英語版があるのですが、値段が倍以上違うので(英語版の¥35,000ぐらいに対し、日本語版は¥100,000近くします。もちろん日本語版には専用の地図もついていますので、単純な比較は出来ませんが)、英語版を買いました。


GARMIN OREGON450 正面GARMIN OREGON450 側面GARMIN OREGON450 画面例 トリップコンピュータ
GARMIN OREGON450 英語版

この製品の特徴は
 1.操作をタッチスクリーンで行う
 2.3軸電子コンパスと気圧高度計を内蔵
 3.半透過型液晶ディスプレイの為、明るい場所であれば、バックライト不用
 4.日常生活防水(IPX7)
 5.電源が単三電池2本(メーカーの情報では、通常使用で16時間使用可能)

だいたい以上でしょうか。GPSですから当然、目的地の方向、距離、移動速度、予測到達時間等はわかりますし、場所を登録したり(ウェイポイント)、移動軌跡のログを取る事も出来ます。ただ、英語版の場合は表示が全て英語なのと、BASE MAPという簡単な世界地図しか入っておらず、必要な地図は別途購入するか(結構高い)、フリーの地図を手に入れるか、自分で造るかという事になります(当然英語版なので、通常は地名も英語表示となります)。私の場合は、今のところローカル(9km圏内)で飛んでいるだけなのと、使用目的が滑空場の位置確認がメインの為、フリーの日本地図を入れてます。(ネットで調べると、英語版でも日本語のメニューを表示させたり、日本語の地図をインストール出来たりするようです。興味のある方は、検索して下さい。当然ですが、全て自己責任です。)

今回は外国旅行なので、タイのフリー地図を探して、インストールしておきました。このGPSでナビをしてもらう訳ではなく、移動のログを取るのが目的の為、充分でした。
飛行機の中では使えないので、タイのスワンナプーム国際空港についてから電源を入れてみました。ところが、いくら待っても位置を捕捉しません。建物の中だからダメなのかと思い、外に出てから再び電源を入れてみましたが、やはりダメでした。何度か電源を入れ直したり、設定を確認したのですがダメです。全く訳わかりません。外国に来て使うのは初めてだったので、タイでは使えないのかと思ってしまいました。せっかく持ってきたのに、非常に残念です。初日はとうとう使えませんでした。この日は”タイ旅行 その1”でレポートしたように入国審査に時間がかかり、疲れていたので、あまりあれこれと論理的に物事を考えられず、やめて寝ました。

次の日の朝、諦めきれず、再度チャレンジです。設定を再度確認してみました。すると、システム設定のGPSの項目がWAASになっていることに気がつきました。この項目は、ノーマル、WAAS、デモモードとあるのですが、購入後の最初の設定で、WAASの方が精度が高いという風に聞いていたので、デフォルトのノーマルからWAASに変更していたのです。そこでこれをノーマルに戻してみました。そうしたら、見事衛星を捕捉しました。ホテルの部屋の窓際で大丈夫です。そして現在位置を登録して、ここを起点に移動です。
電池はエネループを使用しています。予備としてもう2本持って行きました。メーカー公称の16時間は無理でしょうが、朝から夜まで12時間以上は大丈夫です(あまりいじらないので)。1日終わったら電池を交換して、使用済みを充電しておくという計画です(充電器は持って行きました)。2日目が終わってログを確認したら、ちゃんと残ってました。OKです。そこで使った電池を充電しようとして、また問題発生です。一応再確認のつもりで、エネループの充電器の仕様を見たら、100Vにしか対応していません。カメラの充電器は元々旅行を前提にしているので、100−240V対応だというのは確認していました。その頭があったので、こちらもOKだと思い込んでいたのでした。たまたま、他のメンバーが電圧の変換器を持っていたので、無事充電出来ましたが、何ともちぐはぐです。
そんなこんなで、寺院巡りとメークロン線路市場、水上マーケット行きのログが取れました。

でも帰って来てからわかった事ですが、カメラの日付と時刻をタイの時間に変更していなかったので、写真の照合が大変でした。


3月5日 トラックログ     3月6日 トラックログ



左が3月5日、右が3月6日のログです。赤く濃い線がGPSのログです。おかしな動きもありますが、だいたいは状況を捉えています。これでその日の行動パターンがよくわかり、他人に説明する場合でも楽チンです。観光名所等は後からでも調べる事は出来ますが、食事をした場所や、ちょっと立ち寄った場所等は、後から探そうとしても、もうわかりません。でもこれがあると、何年か経った後で写真を見ても、どこで撮ったか思い出しやすいと思います。

上の絵は、カシミール3Dというフリーの地図ソフトにGPSのログと、タイの地図のビットマップを取りこんで表示させ、再度ビットマップに出力したものです。地図として取り込むビットマップには経度と緯度情報が必要な為(でないと、GPSログとの位置が関連づけられない)、OSMのホームページからエクスポートで範囲指定してコピーさせていただきました(OSMというのは、Open Street Mapの略で地図のWikiです。ボランティアの方が編集し造り上げています。感謝です。)。実際には更にこれをエクセルに取り込んで、見学場所のコメントをつけ、最終的にPDFファイルとして出力しています。

       

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[ 2012/03/22 13:21 ] ハンディGPS | TB(0) | CM(0)

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